日本電産(ニデック)10年後の株価は?社会課題「5つの大波」を味方に付け、10兆円企業を目指す

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疑問
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日本電産の今後の株価は?

日本電産は、世界にグループ企業300社を擁する、日本の大手メーカーです。

電子機器に用いられるモータや精密機器などを製造・販売しています。

2021年の一時は東証の時価総額TOP10にも入った、日本を代表する銘柄。


日本電産とは名前は聞いたことはあるけど、

  • 何をやっている会社?
  • 今後も伸びる?
  • 10年後の株価は?

など、疑問に思っている方は少なくないと思います。

この記事の内容

この記事では、10年後の株価を考えるヒントとなる日本電産の事業内容や今後の戦略・将来性をまとめました。

なお、日本電産は創業40周年を期に、2023年4月にニデックに社名を変更しました。

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日本電産の10年後の株価:
日本電産(ニデック)とは

日本電産の概要

日本電産(ニデック)は身の回りの「回るもの、動くもの」に欠かせない部品を製造・販売している会社です。


例えば、あなたの家にある

  • 洗濯機
  • エアコン
  • スマートフォン
  • パソコン

などには、日本電産のモータや精密機器が使われています。


また、

  • 自動車
  • 船舶
  • 工場の機械

などにも、日本電産の製品が広く使われています。


日本電産は、モータ事業や精密機械事業において数多くの世界トップシェア製品を持つことが特徴です。

日本電産のシェアNo.1戦略
  • 製品の需要発生前に先行投資を実施
  • 需要発生時に市場内シェアを一気に獲得
  • その後もコストダウンで競合を寄せ付けず競争優位を獲得する

直近の業績

日本電産の直近の業績は下記の通りです。

年度売上高(億円)前年比成長率営業利益(億円)営業利益率
2022年3月期2,22兆円15.20%1,000億円4.50%
2021年3月期1,91兆円17.40%1,703億円8.90%
2020年3月期1,61兆円4.60%1,599億円9.90%
2019年3月期1,53兆円3.40%1,085億円7.10%
2018年3月期1,47兆円1,292億円8.78%

継続的に成長を続ける中で、特に2021年度以降は高い成長率を記録しています。

創業から50年で売上高2兆円企業となりました。

また、株価は、2021年の12,000円ほどをピークに、2023/10現在は半値ほどになっています。

主な事業セグメント

日本電産は、主に下記4つの事業で構成されています。

  1. モータ事業
  2. 精密機器事業
  3. 車載事業
  4. 家電・商業・産業用事業

モータ事業

モータとは、電気的な動きを機械的な動き(運動エネルギー)に変換する機器のことです。


私たちの身の回りの多くのところで、日本電産のモータが利用されています。

例えば、下記のようなものが挙げられます。

  • データセンター等でのストレージ用途で使用されるHDDモータ
  • 車のエンジンや工場のロボットなどで使われるモータ

身の回りの電子機器の多くは、日本電産の部品によって支えられています。

精密機器事業

精密機器事業では、

  • 電子機器の動作をコントロールするスイッチ、トリマと呼ばれる部品
  • カメラシャッターや手振れ補正装置などの光学部品

を製造・販売しています。


また、日本電産のクリーンルームロボットは有名です。

クリーンルームロボットとは

「クリーンルーム」とは、非常にきれいで、ほこりや微生物が極力少ない部屋のこと。
この部屋は、半導体や液晶ディスプレイなど、繊細な製品の製造プロセスで使われます。

「クリーンルームロボット」とは、この非常にきれいな部屋で、下記のような作業を行うロボットのことです。

  • 半導体やディスプレイなどの部品を正確かつ迅速に移動させる
  • 部品を組み立ててる

汚れが許されない環境の中で精密な動きをロボットがすることで、私たちの生活を支える多くの電子製品が、高品質かつ低コストに製造されることに貢献しています。

車載事業

主に自動車産業に向けた各種モータや関連製品を提供しています。

  • ウィンドウを上げ下げするモータ
  • シートの位置を調整するモータ
  • エアコンのファンを回すモータ

また、電動車(EV)やハイブリッド車(HEV)を動かすためのモータで高いシェアを持っています。

センサー技術や自動運転車の制御を担当するコンピュータなど、自動運転技術に関連する製品も展開しています。

家電・商業・産業用事業

この事業では、

  • 洗濯機やエアコンをはじめとする家電製品向けのモータ
  • エレベータ用モータなどの商業用モータ
  • 船舶用モータ

などの産業用モータなどを製造・販売しています。


また、昨今は家電などで特にエコが求められる中、電力使用を効率化するテクノロジーにも注力しています。

日本電産の10年後の株価:
2030年に向けた長期ビジョン

ニデックHP

創業から50年余りで売上高兆円企業に成長した日本電産。


今後としては、2030年に売上高10兆円企業になることを目指します。

これは平均にならすと、2022年の2.2兆円の売上高から、年平均10%後半のペースで成長することになります。

実際にはM&Aを手段として用いると思いますが、いずれにせよかなり野心的な目標です。


また、中間目標として、2025年に売上4兆円とするVision2025が掲げられています。

これを達成する際のキーワードは「社会課題の解決への貢献」です。

日本電産が考える「社会課題の解決への貢献」について詳しく見ていきましょう。

日本電産の10年後の株価:
今後の成長を占う5つの波

ニデックHP

Vision2025達成のキーワード「社会課題」とは、地球温暖化や労働力不足を中心とする課題のこと。

日本電産では「5つの大波」と呼ばれています。

5つの大波
  1. サーマルソリューションの波
  2. 脱炭素化の波
  3. ロボット化の波
  4. 省電力化の波
  5. デジタルデータ爆速化の波

これらは現在〜今後数年にかけて進行することがほぼ確実視されている、不可逆的な波です。

社会のニーズが拡大するエリアに、自社の強みを当てていくことで、高成長を遂げる目論見です。


それぞれの内容を見ていきましょう。

①サーマルソリューションの波

昨今は、世の中で処理されるデータ量が飛躍的に増えました。

一度に大量のデータを処理できる半導体の進化によるものです。


しかし、実は優れた半導体だけで電子機器の処理性能は上がりません

電子機器は高温になると、

  • 性能低下
  • 部品の寿命短縮
  • 安全性への懸念

といった問題が生じます。

そこで必要なのが、サーマルソリューションです。

サーマルソリューションとは

サーマルソリューションとは、

  • サーマルモータ製品
  • サーマル技術

を組み合わせて機器の発熱問題に対処するための解決法です。

日本電産は、ベイバーチャンバーと呼ばれる高度な冷却テクノロジーを有しています。

超薄型である特徴を活かし、現在においてもスマホやタブレットなど様々な電子機器に用いられています。

今後の通信高速化の波に乗り、さらなる需要拡大が想定されます。

②脱炭素化の波

自動車業界では、

  • CO2排出規制の強化
  • ガソリン車禁止の動き

が各国で進行し、電動化が進んでいます。


その波に対して、日本電産は電気自動車の心臓部とも言われるE-Axleを供給しています。

E-Axieとは

E-Axieとは、電気自動車に必要不可欠な下記の機能をまとめたモジュールです。

  • モーター
  • ギアボックス
  • インバーター

車を動かすためのエンジンの役割や、車の速度調整が可能です。

E-Axleは、これら3つの要素をコンパクトに一つにまとめることで、車の設計の自由度を増やし、省スペース化や軽量化に貢献します。

これは特に電動車において重要で、バッテリーなど他の部品にもスペースを確保できるようになることで、電動車がより効率的で、性能の良いものになります。

その他にも、

  • 運転者のハンドルを操作するモジュール
  • 動力をコントロールするモジュール

など、複数のモジュールを展開しています。

今後、2030年に向けて世界各国がEV車の普及を進める中、日本電産の製品への需要が増すでしょう。

③ロボット化の波

労働力不足の解決を目指して、物流等の分野では、従来人が行っていた作業をロボットが代行する需要が高まっています。


この波に対して、日本電産は、下記を提供しています。

  • 倉庫で人に代わってモノを運ぶ無人搬送台車
  • 倉庫内で商品の仕分けなどをする物流ロボット

直近は、人件費の高騰などで人員の確保はますます難しくなっています。

特に、少子高齢化で労働人口が益々減少していく日本においては尚更です。


このような不可逆的な波に対して、日本電産は優れたソリューションを提供しています。

省電力化の波

掃除機や扇風機などを始めたとした家電分野では、より低消費電力のモータへと置き換えが進んでいます


家電の省電力化のトレンドは、持続可能なエネルギー利用を目指す昨今な重要な動きです。

政府はこの流れを促すため、下記のような施策を打っています。

  • エネルギー効率基準の策定
  • 規制強化
  • 補助金等のインセンティブ設定

その結果、家電メーカーは、政府の省エネ基準を満たす製品開発に注力しています。


実は、全世界の電力の使い方を見ると、約半分は電子機器のモータが動くことで消費されていると言われています。

これを別の言い方をすると、家電メーカーが省エネを実現する秘訣は、エネルギー効率の良いモータを使うことです。

エネルギー効率が高いモータと言えば、日本電産の得意分野。

日本電産は、国際標準で最も高い評価を受けているIE5クラスの高効率モータを提供し、市場で高いシェアを持っています。

⑤デジタルデータ爆速化の波

昨今は、下記のような流れにより、扱うデータ量が増えています。

  • 5G通信の拡がりによる動画などの高容量化
  • SNSなどの普及

これに伴って、データを保存するストレージ需要が拡大。

この時に日本電産のサーバ用HDDモータが活躍しています。


また、ストレージ需要が高まると、前述したサーバーを冷ます放熱装置のニーズも高まります。

昨今ではデータセンターの林立による環境負荷も注目されており、そういった意味で省力化のニーズも生まれます。


日本電産にとって、様々なビジネスチャンスが生まれます。

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日本電産の10年後の株価
まとめ

本記事では、日本電産の事業内容や今後の戦略・将来性などをまとめました。

この記事のまとめ

日本電産は縁の下の力持ちとして、私たちの身近な生活を支えています。

特に、脱炭素や5G、省力化といった不可逆的な世界のトレンドに対して、有力なソリューションを持っています。

こういった内容をもとに、日本電産の10年後の株価を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、米国のGAFAMの10年度の株価を占う最新の取り組みについては、下記にまとめています。

日本ではあまり報じられませんが、各社、今後の更なる成長に向けた種まきをしています。

今後のGAFAM株価はどうなる? GAFAMの株価の今後を握る、日本未上陸の最新事業&研究開発まとめ!次の10年に着々と投資をしていた

米国株にはGAFAMを中長期で安定して右肩上がりの銘柄が多くあります。

株主還元も充実しているので、まだ日本株オンリーの方にはぜひ一度検討してみていただきたいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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